Monday 26 March 2018

広島のcite' による古物展「A NATURAL ORDER」に数着の服を提供させて頂きます

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私が惚れてしまった広島のショップ兼ギャラリーをご紹介させて下さい。私がcite’(シテ)というお店に出会ったのは2016年1月です。まだお店はオープンして数ヶ月という時期だったと記憶しています。建築家村野藤吾が手掛けた世界平和記念聖堂を目指して広島市内を歩く途中、たまたま発見したのが私にとって初めてのcite’でした。自分がお店で体感した感動は数年経っても色褪せる事はなく、その記憶を頼りに店主夫妻、またお店をイメージしておよそ1年半を費やして選んだ数着の服をこの度御縁がありcite’の大切なイベントで提供させて頂く運びとなりました。cite’の店主がパリを拠点に約14年にわたり過ごしたヨーロッパで収集されてきたものとは、一体どんなものなのだろうと個人的な興味も尽きません。

現代は多様な価値観が存在していて良い時代かもしれませんが、ある意味では物質の時代はずっと継続中だと思います。その中で、人間の使う道具が根本的なところまで遡るとそもそもそんなに変わりはないのではないかという神秘的な概念、また見えないものへの信仰や価値観、言葉にできない精神的な何かを見出す事ができる。今回のcite’による企画展はそんな場になり得るのではないかと直感しています。すべては鑑賞される皆様の感覚や思考に委ねらるのだと思います。東西南北どちらのお住まいの方にもこの貴重な機会に是非広島を目指して頂きたく思います。多くの出会いが生まれる事を願いまして、皆様のご来場をお待ちしています。 LILY1ST VINTAGE



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「A NATURAL ORDER」 ​



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2018.4.1(日) ~ 4.23(月) ​
open 11:00~19:00 | 火水休 ​
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​ ​ 2000年から約14年を過ごしたヨーロッパ。
記憶を解くと 皮膜を覆う静かな景色が浮かんでくる。

古い建物、朽ちた木の扉、壁の染み、燻んだ真鍮、床板の軋み、
揺らいだガラス、小窓からの明かり、磨り減った石畳、、、

人の手から生まれ 暮らしや信仰の場で使われてきたもの、
異文化の香り残る不思議な柄や形。

一枚の皿が異国の空気を 彫られた木が各地の民族を想起させる。
さまざまな街や村で そんな断片に出会っては心が躍った。

自分にとって古物は 混ざり合い調和する世界の象徴のようなもの。
物に刻まれた時間や物語、そこに生まれた傷や表情は豊かで美しく、
海を渡り時代を遡ってなお 意識の深部に届くような気がします。

この度の古物展では、古い陶器、ガラス、木工品、麻布など、
ずっと集めてきた主に欧州の日用品の一部を展示販売致します。

【ANITYAのカトルカール】
4.1(日), 2(月), 7(土), 8(日), 9(月) 18世紀の北ヨーロッパから広がり 世界中で愛されるカトルカール(パウンドケーキ)。 スパイスやハーブ、蜂蜜を使う修道院のレシピによるカトルカールを海の向こうの 蚤の市さながらに量り売りでご用意します。 古物をご覧になりながら 紅茶と一緒にお召し上がりください。

Photograph & Text : cite'




cite'
URL >>> https://www.cite.jp
INSTAGRAM >>> https://www.instagram.com/cite_hiroshima/
ADDRSS >>> 9-1 Noborimachi , Nakaku , Hiroshima , Japan
TEL >>> 082-576-2255
BUSINESS HOURS >>> 11:00-19:00 
CLOSED >>> Tuesday & Wednesdays
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